温泉天国、奥飛騨温泉郷。北アルプスの雄大な景色に包まれて
水明館 佳留萱山荘(すいめいかん かるやさんそう)
日付:2004年5月22日(土曜日) (立ち寄りで利用)
場所:岐阜県吉城郡上宝村神坂 電話:0578-9-2801
泉温:露天風呂→単純泉(低張性中性高温泉) 内風呂→炭酸水素塩泉
源泉温度:57℃〜85℃
お湯の色:無色透明だが、風呂では薄く緑・茶に濁る
湯の熱さ加減:適温(41〜42℃)。一番奥の露天がややぬるめ(39℃前後)。
湧出量:1100リットル/分 自家源泉数:3本
風呂の種類:内湯男女各1、露天風呂混浴3、女性1、貸切露天風呂3
料金:日帰り 800円(タオル付き)
日帰り入浴時間:9時〜15時
日本秘湯を守る会会員旅館 温泉遺産を守る会認定
URL: http://www.karukaya.co.jp/
東京から中央道で2時間半で松本IC、そしてそこから下道を1時間半、平湯、福地、新平湯、栃尾温泉を横目に、これら奥飛騨温泉郷の1つである新穂高温泉に着く。このあたりの旅館や民宿はすべて露天風呂を持っている。湧出量が多く、新鮮な温泉がいつも溢れる、温泉天国だ。
新穂高温泉にはいると細い道が続く。「水明館 佳留萱山荘」のさりげない看板があって、うっかりしていると通り過ぎてしまうほど。そこから狭い側道へ降りていく。旅館でお金を払い、風呂へ。料金にはタオル代が含まれている。旅館から駐車場を挟んで100メートルほど歩くと、露天風呂だ。この露天風呂は東海地方ナンバー1の大きさだという。混浴の露天風呂と女性専用の風呂がある。いや、確かにデカイ。群馬の宝川温泉といい勝負だ。風呂というよりもでかい池だ。混浴の湯船が3つ目の前に広がる。屋根と棚だけの質素な脱衣所があり、「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下がっている。(この宿は「温泉遺産を守る会」からも温泉遺産の認定を受けている。)女性専用の露天は脱衣所の反対側にあり、板垣で囲まれている。
この広い風呂に土曜の午後にもかかわらず、先客は3人だけだ。湯はやや緑と茶が入り混じったような微妙な色合い。特徴的な臭いはしない。かけ湯をして、早速、足を入れると、手前の風呂はやや熱め。湯触りは非常になめらか。お湯をすくって肌にかけるとすべすべする。ポンプアップで毎分1100Lの湧出量だ。渓流が傍らに流れ、大きな岩で大胆にくみ上げた露天風呂。目の前に穂高の山々が迫って来る。一番奥の風呂は洞窟付きだが、ここはややぬるめ。先客の3人もこの風呂に入っている。浅瀬もあって、息子も娘も大喜びだ。私は浅瀬で寝湯の状態。腹だけ出している。
そして、そこに奴らはいた。なんと蛇が4、5匹からみあって、湯面から2メートルの場所ある岩にはりついている。ニュルニュル動いていて、気持ち悪〜。虫でも時には怖がるはずの息子がすぐ真下までいって見上げている。蛇が苦手な私はとても直視できない。
大露天風呂の他に、渓流の間際につくられた貸切用岩風呂(家族風呂)や樽風呂などある。
これだけの広い風呂があって、旅館の客室数は13しかないのだ。客室数が100や200もあって、本当にしょぼい風呂しかない関東近郊のニセモノ温泉・大型旅館と比較すると、これは贅沢だ。聞いてみると土曜日は3ヶ月前から予約が一杯だとのこと。いつかゆっくり泊まりで来て風呂に入りたい。
佳留萱山荘を出て、新穂高ロープーウェーのほうへ向かう途中、飲泉所を見かけた。さっと車を横につけ、写真を一枚。「中崎の湯」ふむふむ。え!硫黄泉!新穂高は単純泉だとばかり思っていたが、硫黄泉も出るんだ!(新穂高温泉で唯一の硫黄泉だそうだ)確かに硫黄臭が漂っている。少しなめると酸味が口の中に広がる。しかも熱い。隣にある北アルプスの水とミックスして柄杓1杯飲んだ。このときはそれで終わったが、後で調べてみるとこの湯こそ、ツムラの「日本の名湯シリーズ新穂高」のモデル、さらに井上靖の名作「氷壁」に出てくる一軒宿のモデルとなった「中崎山荘」の湯なのだ。確かに左手に建物が見えた。この飲泉所の隣に足湯があった。
またこの後、先ほど素通りした平湯温泉へ向かった(平湯館に泊まった)が、本当にわずかな移動で様々な特徴を持った中身の濃い温泉にはしごできるのが奥飛騨温泉郷だ。白骨温泉までだってここから車30分で行けるのた。
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