尻焼温泉 明星屋旅館 群馬県


尻焼温泉 明星屋旅館 川がそのまま天然温泉

尻焼温泉 明星屋旅館 群馬県
日付:2004年6月5日
住所:〒377-1701 群馬県吾妻郡六合村大字入山696-61
TEL:0279-95-5020  FAX:0279-95-5832
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(含食塩石膏泉)
(弱アルカリ性低張性高温泉) 無色透明 無臭 
湧出量:毎分1,270L(尻焼温泉全体)
湯温:内湯は熱め、露天はぬるめ(男性用露天は2つの浴槽、1つは熱め)
風呂の種類:内湯3(男1、女1、共有1)、露天2(男1、女1)
      徒歩3分に無料の川露天
効 能:リウマチ性疾患、痛風及び尿酸素質、創傷、高血圧症、動脈硬化症
URL: http://www.kirara.ne.jp/myojoya/
客室数:和室 13室
日帰り:入浴のみ:500円 休息料:1,000円(入浴代込み)

早朝の川風呂。川のあちこちから温泉が自噴している、これぞウソ偽りの無い天然温泉!まだ薄暗さが残る早朝5時、カエルや鳥の鳴き声が静けさの中に響くのを耳 に、私は一人、川へ入る。川全体が温泉になっている。気温が低いためか全 体的にぬるめだ。泳いで場所を移動する。場所によっては34度くらいでは なかったか。他に男性入浴者が5人。水着を着た若い女性が独りで入ってき て大きな岩の陰に身を寄せた。しばらくすると若いカップル。男性は全裸、 女性は小さなタオルで前を隠しているだけだ。薄暗い朝の光が青く反射する 水面、立ち込める湯煙、鳥のさえずり、なんともいえぬ幻想的な感じだ。ぬ るいので皆、顔だけ湯から出して動かない。この静けさ、ロシアの映画作家、 故アンドレイ・タルコフスキーの「ノスタルジア」に出てきた浴場のロング ショットが頭をよぎる。比較的熱めの場所を探りながら、静かに、じっくり 浸かる。尻焼の露天風呂は早朝が良い、そう思った。

早朝の川風呂。  早朝の川風呂。  早朝の川風呂。 

群馬県、尻焼温泉。川から温泉が自噴している温泉。その前日、私たちSK R2は山道を抜け関晴館別館を横目に長笹沢川へ。川は赤茶けた石がごろご ろしている。温泉に含まれる鉄分なのだろう。今日の宿、明星屋旅館に14 時過ぎにチェックイン。

長笹沢川にかかる橋から。川露天に最も近い光山荘とその奥に明星屋旅館。  明星屋の前に飲泉用「源泉サンプル」がある。 

早速、海水パンツをはいて川の露天風呂(無料)へ。 300メートルくらい歩く。若い兄ちゃんらがかなり下流のほうで泳いでい る。気温は25度くらいあったろうか、湯煙はのぼっていない。早速、子供 を連れて入ってみると、おお、熱い!この温泉はその日によって熱さがかな り変わるらしい。しかも丸い大小の石はヌルヌルしている。比較的ぬるめの 場所を手探りならぬ足探りで見つけ腰を下ろす。浮遊物がいろいろ浮いてい る。虫の死骸、苔のようなもの、木の葉、髪の毛。決して衛生的だとはいえ ない。太めのホースが何本か入っていて、加水している。やはりところどこ ろ、熱いお湯が吹き出ているのが尻で感じられる(笑)。しかしこれだけ開 放的なので子供があちこち動き回ろうとして、その度に滑りそうになるので、 親は安心して湯浴みしていられない。小さいお子さんをつれてくるなら、親 子共々、サンダルをはいたまま入ったほうが良いかもしれない(私は途中か らそうした)。水着を付けている人が多いと聞いていたが実際、男性はほと んど全裸だ。開放度が高いせいか、タオルで前を隠さないのでカミサンは 目のやり場に困っているだろう(笑)。娘がダダをこね始めたので、 旅館へ戻る。小学生未満の子供には少し危険なところだ。

      湯小屋の内部。源泉が注ぎ込む。オーバーフローした湯は当然川へ流れ込む。  川風呂は上の段(広い)と下の段(やや狭い)があり、写真はその段差の部分。温泉の滝を作っている。 

そのまま明星屋旅館の露天風呂へ直行。玄関の前にある「源泉サンプル」 (飲泉)を飲む。やや熱い。単純泉はクセがなく飲みやすい。傾いた階段を 降りると男性用露天風呂。誰もいない。コンクリート打ちの定員5人程度の 風呂が2つ並んでいる。手前がぬるく、奥が熱い。両方に湯口がある。湯口 から50度くらいの熱めの湯が流れ込んでいる。湯量で温度調節をしている。 風呂の縁から約5cm下に丸い穴を開け、そこからオーバーフローさせてい る。オーバーフローした湯は下の河原に落ちるがその落ちた部分が岩で囲ん であり、ちょっとした小露天風呂のようになっている。ここでも湯につかる ことは可能だ(実際私もやってみた)。単純泉で透明。長笹沢川がすぐ隣を 流れている。緑の原生林と青い空。なかなかの開放度だ。息子は長笹沢川 の河原に下りて、河原から隣にある女性用露天へ行った。女性用は風呂が一 つ。妻曰く37度くらいですごくぬるかったそうだ。ただ小さな子 供には適温かもしれない。

  明星屋旅館の男性用露天風呂。奥が熱く、手前がぬるめ。湯口は両方にあり、湯量で調節している。  湯につかりながら眺める景色。 


露天風呂の湯口だ。源泉をパイプで受けていて、浴槽の底から給湯している形式。新鮮な湯が下から供給されるので、源泉掛け流しの中でも最も衛生的だ。  露天風呂の排湯口。浴槽の縁から5cmほど下に丸い穴が空いている。そこからオーバーフローした湯がどばどば川へ流れていく。風呂のつくりは簡素だが、湯はぜいたくだ。  湯面。24時間絶え間なく湯が注ぎ込まれている。風呂はコンクリ打ちで簡素なものだが掛け流しのお湯は良質だ。 

明星屋は木曜日に電話をいれたが予約できた。大人1名、10,125円。 安い!部屋にはクーラーがない。布団敷きのお兄さんに聞いたら、お盆前後 の1週間だけ暑くなり、それ以外は涼しいそうだ。6畳と4畳半の2間続き。 玄関の真上だ。部屋からの眺めもよく、先の飲泉所の湯が流れる音が絶え間 なく聞こえる。1万円にしては悪くない。食事は、猪鍋や山菜の天ぷら(冷 えていたが)、鯉の洗いなどで、万座高原ホテルに比べたら断然良い。猪の 肉は特上の牛肉を思わせるほどやわらかくおいしかった。子供にはハンバー グとえびフライ。私は猪鍋を途中まで食べたところでご飯を入れ雑炊にした。 その日は食事らしい食事をしていなかったので、皆お腹一杯になるまで食べ ました(笑)ただ布団が非常に重かった(ちゃんと干しているのか非常に不 安だ)。

山菜中心の料理。全て近くの山から採れたものばかり。てんぷらは冷えてたけどおいしかったです。 

そして翌朝4時半に目を覚ました私は川の露天風呂へ一人で向かった。

[周辺情報]
※伊香保ICから尻焼までの道中には、ダムに沈む川原湯温泉、日本3大美人の湯、川中温泉かど半旅館、つり橋を渡る湯の平温泉松泉閣がある。
※尻焼から草津まで車で15分程度。
※SKR2は尻焼から草津を抜け万座プリンスへ向かった。

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